Vox-y Online Music School ボーカル講師の野間です。
今年もまだまだコロナでお出かけも出来ない日が続いていますが、
気分があがる歌を練習して技術を身につけませんか?
オンラインボーカルレッスンは涼しい家の中で練習出来るので、夏は特にオススメです。
出かけることなく声を出してリフレッシュ出来るなんて、数年前では考えられなかった事なので、私自身も「便利な時代になったなぁ」としみじみ感じています。
レッスンは勿論音源や資料のやり取りもなかなか快適です。
レッスンで歌う曲は基本的に歌のジャンルは何でもOK。
ボーカルレッスンでは1番好きな曲を選んで練習するのが1番上達が早いと思うので、
生徒さんには好きな歌を課題曲として歌っていただいています♪
レッスン受講生も小学生から大人まで様々です。
お試しレッスンを活用していただき、気軽にレッスン受講していただけたらと思います。
さて、私の生徒さんの中にYOASOBIの「夜に駆ける」がカラオケで歌えるようになりたいと通ってくれている生徒さんがいます。
夜を駆けるは去年あたりから凄く人気の課題曲で、大人の生徒さんも歌っていますが小中学校でも人気があるそうで子供達もレッスンしています。
最近もまた1人若い生徒さんが課題曲にこの曲を選んでいました。
今回はそんな「夜に駆ける」を歌うコツを書いていきたいと思います。
YOASOBIとは?
YOASOBIはボーカロイドプロデューサーAyaseさんとシンガソングライターののikura(幾多りらさん)による2人組の音楽ユニットです。
ちょっと面白い試みだなぁと思うのが「小説を音楽にしていく」という手法で楽曲制作されています。兎に角若い人に人気で、2020年の紅白歌合戦にも参戦されるほどの人気を誇っているユニットです。
夜に駆けるは実はとっても難しい!?
子供にも大人にも大人気のYOASOBIですが、実は「夜に駆ける」はとっても難しい曲です。
聴いているだけだとカッコイイな~と思うかもしれませんが歌うとなると別。
でも諦めないでください。
練習すると絶対歌えるようになります。
もう1度書きます。
「絶対歌えるようになります!」
でも「何が自分にとって難しいか」を認識しなければなりません。
音取りが難しい?
声が出ない?
歌詞の意味が分からない?
口が回らない?
ひとつひとつ原因を見つけていきましょう。
普段レッスンする際、基礎練習→音取り→歌詞の意味を学ぶ→細かい技術的な練習と進めていく事が多いのですが、この曲に関しては大人の皆さんはGoogle等で検索すると色々出てくるので、どんな歌詞の内容なのか是非1度検索してみてください。
曲調は明るいのですが実は悲しい?重たい?内容。
小説も検索をかけると読む事が出来るので気になる方は是非読んでみてくださいね。
YouTubeで上手な人の演奏を聴くのも勉強のひとつ
ボーカロイド系の曲で言えるのは、歌詞に気持ちを込めて~という部分はまずは後回し。兎に角ちゃんとした音と歌詞を入れていく方が大切です。
でも、YouTubeなどでプロのミュージシャンが「夜に駆けるを歌ってみた」なんてUPされていますが、やっぱりプロはちゃんと歌詞の意味にこだわって歌ってる人が多くて聴いていて面白いです。
ボカロ風に歌いたいのか、自分らしい感情表現を曲に乗せていきたいのかでも物凄く雰囲気が変わっていきます。
その辺もレッスンでは希望を聞きながらやっていきます。
例えば「ここは吐き捨てるように言いたい(歌いたい)」とか
「ここは気持ちを込めて歌ってみたい」とか。ある程度歌えるようになってくると皆さんだんだん欲が出て来て面白いです♪
自分らしく表現できるようになるのが理想ですね。
難しいオンパレード!でも何が難しいかを理解する事が最も大事!
では一体全体「夜に駆ける」の何が難しいのでしょうか?
私が生徒さんを教えていて思うポイントは3つあります。
①音が上下にどんどん飛ぶので音が取りにくい
②早口言葉の様な言い回しがあって口がついていかない
③細かいリズムパターンが耳コピだけでは理解出来ない
最初のサビからから結構音飛びまくりで細かい動きもあり、レッスンにはもってこいの曲だな、と本当に感じます♪
音取りが苦手な生徒さんは結構大変な曲なので、細かく細かくわけて練習していくのがコツになります。
この投稿を読まれている方はほとんどの方が日本人かと思いますが、「夜に駆ける」の音階はもともと日本人のルーツにはない音の羅列が多く、一度聴いただけでは直ぐに歌うことは難しいと思います。でも、YOASOBIの曲は耳に残りやすく、歌いたくなってしまいますよね。
レッスンでは、先ずは耳コピして覚えた通り歌っていただき、その後に補正をかけていきますが、この曲に関しては読める人も読めない人も「譜面を購入する」事をおすすめしています。
今やレッスンもオンラインで出来る時代。譜面も勿論1曲から購入出来ます。
パソコンや携帯のアプリからも購入可能なので、是非1度購入してみてください。
印刷した譜面に書きなぐってメモを取るのが1番の近道です♪
勿論レッスンでも細かく説明していきます。
「私譜面読めません」という生徒さんも沢山いらっしゃるのですが、この曲を学んでいるうちに読めるようになってくるので、練習だと思って是非♪(スパルタ好きな生徒さんにはどんどん出来る様になっていただいています♪)
譜面のお値段も1曲300~400円あれば購入出来る時代ですから、これを機に是非歌ってみましょう♪
どの音が歌えていてどの音を間違えて歌っているのか、ここを理解するだけでレベルアップ出来ますよ。
譜面を購入されるとお得な事がもうひとつ。
それは「歌詞が分かる」という事です。
なんとなく聞き流してしまっている歌詞ですが、勉強するにあたり、じっくり読んでみましょう♪
意外と「あっ、そんな事言ってたんだ・・・」なんて発見があるかも。
歌詞だけなら歌詞カードで十分だと思われる方も多いかと思いますが、
この曲は「リズムと音ハメが難しい」曲なので、本当に譜面購入する事は推奨したいです。
早口になる部分も多いので、早口で言える練習にも時間をかけていきます。
コロナで余計に人との交流がなくなっている今、口まわりの筋肉も固くなっていませんか?動かすにはもってこいの曲です(笑)
冒頭部分を解説
今回は冒頭部分と早口言葉の様に歌う部分についてレッスンの流れ含めて解説していきます。
【沈むように 溶けてゆくように 2人だけの空が広がる夜に】
この冒頭、めちゃくちゃカッコイイですよね~。ここだけ歌える様になるだけでもめちゃくちゃカッコイイ。でも上手く歌えず悩んでいる生徒さんが多い気がします。
1レッスン45分、殆どの生徒さんがこの冒頭部分だけでお腹いっぱいの生徒さんもいるかもしれません。
レッスンでは、先ずは耳コピして覚えた通り歌っていただき、その後に補正をかけていきますが、
少し前にも書いた通り「夜に駆ける」に関しては読める人も読めない人も「譜面を購入する」事をおすすめしています。
パソコンや携帯のアプリからも購入可能なので、是非1度購入してみてください。
実際に歌っていただいて、間違っている部分、気になる部分を洗いだし、マークしていただきます。すると自分が苦手な部分が分かるようになります。
マーキングしたところをレッスンでは細かく見ていきます。
沈むの「し」を発音する前が勝負どころ。
最初の出だしがまず大事。
この曲で言うと、「沈む」の「し」を歌う前にしっかり呼吸を整えます。
そしてそこから「し」↑「ず」↑「む」まで上がります。
この音がちゃんと合っているかどうか。
「ように」は少し平坦な下り坂。
「とけて」は「とけ」を踏み台にして「て」まで跳躍していきます。
結構この「て」がズレる生徒さんが多いです。
そしてこの曲の難しい部分は『歌詞がない部分の音の変化』
「溶けてゆくように」の「よ~うに~」の伸ばし棒部分をいかに大事に歌うかがコツです。
文章では表し難いのですが譜面を見ながらだと凄く分かりやすくなるのを体感していただけると思います。
「ふたり」の「ふ」の前も勿論しっかり呼吸を整えて入ります。
「空」の「そ」も音がブレやすいのでしっかり前に突き刺すイメージで歌います。
「広がる」も高い部分なのでかすれやすい部分ですがしっかり階段を上がっていけるように気をつけて。
特に高い音の場合裏声やMIXボイスを使って歌います。
これにもコツがあるのでレッスンで細かく説明していきますが、普通に喋る声とは別の声で歌う感覚を掴む事が大切です。
「夜に~」ここもまた細かい揺れがあるので楽譜を参考にすると歌いやすいと思います。
まとめ
いかがでしたか?細かく書いていきましたが、人によって苦手な要素が違うので、気になるかたはレッスンを受講してみてください♪
好きな歌を堂々と人前で歌えるようになるって最高ですよ♪
お会いできるのを楽しみにしています。
是非『お試し30分レッスン』をご利用ください♪
Vox-y ボーカル講師の野間でした。