2フィンガー編、3フィンガー編に続き、今回はなんと!4フィンガーについて解説や解明していこうと思います。
「4フィンガーってなに?」って人多いと思います。
4フィンガーとは親指・人差し指・中指・薬指を使って演奏する奏法です。
中々日本では使用しているプレイヤーの方がいないので珍しい技術ではありますがこの奏法が出来ると早弾きのスキルが上がっていきます。
3フィンガーでも十分ですが4フィンガーだとマイルドなアタックで綺麗な音しているので使用できるとプレイの幅も上がりますのでぜひこの記事を参考にしてみて下さい。
1.まずはフォームについて
フォームはこのように軽くエアー握手するように構えてみましょう。
力は入れなくて良いです。
脱力感を最大限に出していきます。
腕もベースの上に乗せて下さい。
その方が力が抜けますのでお勧めです。
そして力を抜くとは言いましたが腕の部分には少し力を入れて下さい。
2.フラフラしないようにしよう
4フィンガーは2フィンガーや3フィンガーと違って指を振り始める支点が何処にもないです。
というのも指や手の甲や平をベース本体に触って置けないので支点を作れないのです。
それに力を入れておける箇所もなく結果どこか気の抜けるようなフォームになってしまいます。
なので最初は少しフラフラしてなんかやり辛い奏法だとは思いますが腕をベースに乗っけているので腕できちんとベースに体重をかけてあげて下さい。
そうすることにより少しフラフラした感覚が消えていくと思いますのでお勧めです。
3.弾いてみよう
次に実際にピッキングしていくのですが、冒頭でも話しましたが使う指は親指・人差し指・中指・薬指の4つで順番もこの通りにピッキングしていきます。
当てる場所は全て指の腹で弦を捉えて下さい。
ここで少し注意なのが先で捉えると爪が引っかかってしまいますしあまりに深い場所で捉えすぎるとスラップの用に妙なアタック音が鳴ってしまいます。
これらに注意してピッキングを心がけてみましょう。
4.練習方法
4フィンガーを習得する上での練習方法ですがネットやYouTubeで探してみましたがやっている人自体が少なく日本語で解説している人はいませんでした。
なので自分で試行錯誤して練習していたのです。
その練習方法1つ目がが2フィンガーで弾く曲を4フィンガーで弾くことです。
これかなり練習になります。
4フィンガーって親指で必ず始まるのですが終わりの指が親指以外で終わらないと弦の上昇(1弦から2弦に移動など)が出来そうにない奏法なのです。
通常の曲をやっているとどの指で終わるかがなんとなく見えてきます。
そして一つ一つの指の粒立ちも分かりやすいので練習として最適です。
練習方法2つ目が親指スタートで弦の下降(4弦から3弦など)を親指以外の指で移動するです。
例えば5連符毎に移動するとなると毎回下降していく指が変わっていきます。
そして6連符だと中指で移動します。
そういった4つの塊以外の連符やフレーズで弦の移動をゆっくりと練習してみましょう。
弦移動がかなりしんどい 4フィンガーでもすらすらと移動が出来る様になります。
5.実際に使える場面とは?
曲の中で使えなくはないですが幾つか使える場面としては、一つ目がブリッジミュートして弾いてる時に 4フィンガーを差し込むことです。
ドラマでよく言うおかずやフィルインといった場所に 4フィンガーで弾いてあげるとかなり効果的です。
二つ目がベースソロの時に入れてあげるといいです。
ソロって最初と最後がかなり肝心なのですが真ん中の繋ぎの部分は何を入れてもそれっぽくなります。
なので繋ぎの部分で入れてあげても面白いです。
三つ目が静かにゆるやかに入ってくるような曲のイントロで差し込んであげるです。
これもすごい効果的な使い方だと思っています。
スライドでバンドイン!みたいな少し通常のベースの入り方に飽きてきている人とか少し人と違うことが好きな方には特におすすめです。
まとめ
如何だったでしょうか?
4フィンガーは世界的に扱っている人が少なく今はあまりメジャーな奏法ではないとは思いますがその内4,5年ぐらいしたら比較的メジャーな奏法になっているのではないかなと思います。
3フィンガー始めはビリーシーンというベーシストが初代でその後20,30年かけて広まって行ってますがここ5年ぐらいで急激に増えて今では備えていて欲しい奏法の一つになっています。
なので 4フィンガーもいずれはメジャーな奏法になると思っています。
最近はアドリアンフェローというベーシストが使用し始めてかなり有名になってきています。
日本人だと岡田治郎さんとか演奏しています。
ぜひ興味のある方は動画で見てみて研究してみて下さい!
また、 4フィンガーについて詳しく知りたいや解説して欲しいなどありましたらぜひVox-yオンライン音楽教室のベースレッスンまでお越し下さいませ!