当ページのリンクには広告が含まれています。

1.自宅でボイストレーニングをしたい

日頃レッスンをしている中で、生徒さんから色々な質問を受けますが、その中でもとても多いのが「家ではどんな練習をしたら良いでしょうか?」という質問です。

歌がうまくなりたい!自信を持ちたい!高音を気持ちよく出したい!

パワフルな声で歌えるようになりたい!など、それぞれ目的や目標があると思いますが、レッスン以外の時間でも自主練をしたい!という熱い想いに応えていきます。

そこで今回は、自宅でできる簡単なボイストレーニングをご紹介します。

2.自宅でできるボイストレーニングその①

自宅の環境によっては大きな声で歌えないという方もいらっしゃるでしょう。そこで、大きな声やピアノなどの楽器を使わずに簡単に行えるエクササイズをご紹介していきます。

まず1つ目は「ブレストレーニング」です。思うように声が出ない原因の一つとして、身体のあらゆる場所の余計な力みが邪魔をしていることが多くあります。

レッスンではウォームアップとして導入されることが多いエクササイズです。

  1. 肛門を軽く閉めるように意識します。
  2. 鼻からゆっくり息を吸いましょう。
  3. Sssuuーーーーと呼気圧をかけながら吐きましょう。

ポイントは上半身を楽にして肩を上げずに吸うこと、苦しくなるほど吐き切ろうとしないことです。

このエクササイズの効果は、全身の脱力、横隔膜の運動促進、声帯の緊張緩和、声量アップ、声の響きを高める、声を太くする、精神のリラックスなどです。

なぜ腹式呼吸が良いかという説明はここでは省きますが、このエクササイズを日々行うことで、歌うために理想的な身体の状態に整えていくことができます。息を使って首の内部を広げ、喉頭、咽頭の収縮筋や舌をリラックスさせることができます。

声を出さずに発声を良くすることができるため、自宅でできるボイストレーニングとして最適です。

高音練習の合間にも取り入れると喉頭の緊張を解き、リセットすることができるためおすすめです。

腕をぶらぶらと身体を動かしながら行うのもいいでしょう。

3.自宅でできるボイストレーニングその②

続いてご紹介するのは「リップロール」です。

  1. 舌をグルーッとゆっくり舐めるように唇の内側をほぐしましょう。3周ずつ行います。
  2. 頬などの表情筋を手でマッサージするようにほぐしましょう。
  3. 「Pu」と言いながら唇を合わせ振動させます。

途中で途切れてしまったり、うまくできない場合は、首を振りながら俯き加減でフーと吐くように声を出すとうまくいきやすいです。または両手で上の歯の左右の第一、または第二大臼歯辺りに指を当てるとやりやすくなります。

このエクササイズの効果は、喉頭筋、舌筋、顔面筋などの脱力、声量アップ、声の響きを高める、声を太くする、声帯の緊張の緩和、声を軽くするなどです。リップロールは声門閉鎖とリラックスにとても適しています。

唇の振動を利用して声帯、舌、その周りの内外喉頭筋をほぐすことで余計な力みがない状態で発声する感覚を身につけましょう。

Pu という唇の破裂音を連続することで口腔内の気圧を細かく変化させ、声帯をほぐすことができます。

ポイントは息をできる限り少なくすることで、声門閉鎖と声帯の振動を軽くすることが可能となります。

練習中の曲を1曲リップロールで歌うこともおすすめです。

その時の喉周りの状態、感覚に意識を向けて行なってみましょう。

このエクササイズも大きな声は必要ありませんので、自宅でできるボイストレーニングに適しています。

4.レッスン×自主トレーニングの効果

日々のレッスンのみでも上達を実感する瞬間があると思います。更に自主トレーニングをしたいという場合は、特別なことをするというよりは、レッスンで行っている簡単なエクササイズを日々行うと良いです。

その日のコンディションを把握したり、リセットする、「歌うためにより良い状態を作る」ということにフォーカスすると上達や変化を感じられやすくなるでしょう。

毎日トレーニングし、反復することで、脳内にある喉頭やその他発声器官を動かすための正確な神経命令回路が構築されていきます。月に1度のレッスンでも毎日反復トレーニングを重ねるとより効果を期待できるでしょう。スポーツや楽器演奏と同じように、毎日の積み重ねが理想的な発声、歌声への近道となります。

是非、日々のレッスンと合わせて自宅でできるボイストレーニングも楽しく行ってみてください。

まとめ

今回ご紹介した自宅でできるボイストレーニングのエクササイズは、どなたでも簡単に取り組めるものをチョイスしました。

日頃のレッスンをより充実させ、より早く目標到達できるよう自主トレーニングはとてもおすすめです。

ただ、自主トレーニングのみでは練習方法を知り実践することができても、自身の課題の原因を知り、その原因にアプローチするというところが抜けてしまいやすいです。

また、誤った方向へいってしまい、最悪の場合は結節やポリープなどの疾患に繋がってしまう場合もあります。

この点はやはり信頼できるプロについてレッスンすることをおすすめします。

歌うというこは、苦手意識があったとしても本来人間にとってとても楽しいことですよね。

オンラインボーカルレッスンが広く認知されるようになり、ボイストレーニングも気軽に始められるようになりました。

自宅でできるボイストレーニングと合わせて、レッスンで自分の歌声を聴いてもらうと新しい発見があると思います。楽しく、自分のペースでボイストレーニングにチャレンジしてみてくださいね。

皆さんの歌声を聴けることを楽しみに、Voxyオンライン音楽教室でお待ちしております。

Vox-yオンラインをシェアしてね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です